マラソンランナーの中でも高い目標であるサブ3。走力はついてきたけど、いまいちタイムが上がらない。このような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、サブ3を目指すために着用すべきおすすめのランニングシューズを、選ぶ際のポイントと合わせてご紹介します。高機能なシューズでぜひサブ3達成を目指してくださいね。
サブ3用ランニングシューズの選び方
サブ3向けのランニングシューズを選ぶ際に、おさえておきたいポイントをご紹介します。
反発力で選ぶ
サブ3達成には1キロを4分15秒以内に走る必要があります。100mに換算すると25秒ペースです。このペースを維持するには、シューズの高い反発力を活かすのがおすすめです。反発力が高いシューズでは、ソールが柔らかく沈み込みやすくなっています。沈んだ分地面からの反発をうけやすく、より前方に進むためのエネルギーを得られるでしょう。
注意点としては、ソールが通常のシューズより沈み込みやすいため、足部がぐらつきやすくフォームが安定しない可能性があります。反発力の高いシューズを試してみて足部が安定しないなと感じたら、ソールが少し硬めのシューズにするのがポイントですよ。
カーボンプレートの有無で選ぶ
カーボンプレートがあると効率的に衝撃を吸収しつつ、前方への推進力をかなりサポートしてくれます。カーボンプレートはミッドソールの間に位置することが多いです。足部の接地ではエネルギー効率を維持したまま衝撃を吸収し、エネルギーを蹴り出しに繋げます。蹴り出しでは、カーボンプレートがしなると、より高い反発力がうまれてスムーズな足の運びを助けてくれます。
最近では、箱根駅伝や大規模なマラソン大会でも厚底で、カーボンプレート入りのシューズが多く使われています。カーボンプレートがあると、走力がなくても早いタイムを出しやすいですが、正しいフォームで走れないとケガにつながりやすい特徴も。自身のランニングフォームや走力を確認した上での着用がおすすめですよ。
グリップ力で選ぶ
どんな路面でもしっかりと地面を捉えられるグリップ力があるとサブ3に近づきます。グリップ力があると伝わってきたエネルギーを最大限蹴り出しに発揮できます。一方、グリップ力がないと、地面で滑ってしまうことや、接地から効率的に伝わってきたエネルギーを十分に活用できません。
特にサブ3を達成するにはペースの維持が必須になります。地面が濡れていたり、不整地だったりすると、滑って体勢を崩してしまう可能性もあります。ペースを維持するためにもグリップ力の高いシューズを履いて、地面の影響を受けにくくしましょう。
サブ3用ランニングシューズのおすすめ人気12選
ここからは、サブ3を目指すランナーにおすすめのランニングシューズをご紹介します。
asics(アシックス)|MAGIC SPEED 2
【メンズ】
【レディース】
フルレンジのカーボンプレートで接地から蹴り出しを安定させる
踵からつま先まで足底全範囲にカーボンプレートを採用しています。衝撃吸収からしなりを活かした反発まで多様に能力を発揮します。スピードを出す前提での設計のため、ランナーのランニングレベルを1段階高めてくれますよ。グリップ力も高く、地面状況に限らず活躍します。
asics(アシックス)|METASPEED EDGE
【メンズ】
【レディース】
V字形状のカーボンプレートで、反発を得やすい
小さな力でも反発を受けやすいとされるV字形状のカーボンプレートを採用しています。自分で足部に加える力が少なくてもよいため、足の温存に役立ちますね。前足部が盛りあがっているカーブ設計によって、重心移動をサポートしエネルギー効率を高めてくれます。
asics(アシックス)|TARTHEREDGE 3
【メンズ】
【レディース】
前足部のグリップで蹴り出しの瞬間をサポート
前足部に設置されている立体構造のアウトソールと、「ASICSGRIP」によって地面を捉えて、蹴り出しを安定させています。ミッドソールも立体的な構造とすることで、接地のエネルギーを反発させやすいのが特徴。グリップと合わせてエネルギー効率が高いシューズとなっていますよ。
MIZUNO(ミズノ)| ウエーブリベリオン
【メンズ】
【レディース】
カーボンプレートのしなりと剛性で反発力に繋げる
ナイロンよりも剛性の高いカーボンプレートを使い、安定性を備えます。しなりによって高い反発力を発揮するため、自身のフォームを維持したまま、スピードにつなげやすいですよ。アウトソールは耐摩耗素材を使うことで、長距離の練習にも使いやすいのが特徴。練習と本番でどちらも使いやすいですよ。
NIKE(ナイキ)|ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 2
【メンズ】
【レディース】
zoomXフォームによる高いエネルギー効率
軽量かつ反発性、クッション性を兼ね備えている「zoomXフォーム」を使うことで、接地から蹴り出しまでを滑らかに行えます。エネルギーも失われにくいため、足の負担を減らせますよ。アッパー部分をメッシュ素材に改良することで、ランニング中に柔らかくムレにくい履き心地を実現しています。
NIKE(ナイキ)|エア ズーム アルファフライネクスト% 2
【メンズ】
【レディース】
カーボンプレートとzoomXフォームの組み合わせで高い反発力と推進力を実現
フルレングスのカーボンプレートによる反発力と高水準な「zoom Xフォーム」が連動することで、ナイキシューズ内でも最高のエネルギー効率を発揮します。脚を自然と押し出してくれるような感覚を体感できますよ。前足部の2箇所に設置した「zoom Airポッド」によって衝撃吸収をサポートし、膝や足首への負担を減らします。
adidas(アディダス)|ランニングシューズ アディゼロ タクミ セン 8
【メンズ】
【レディース】
5本骨状バーで部位に合わせた硬さ調節
骨の位置に合わせた5本骨状バーを採用。箇所によってかかる重さなどから硬さを調節します。別々に硬さが調節されると、最適な重心移動を助け、高い推進力を生み出しますよ。前足部の「Continental™ラバー」でグリップ力も高いため、エネルギーを無駄なく伝えてくれます。
adidas(アディダス)| ADIZERO ADIOS PRO 3
【メンズ】
【レディース】
ヒールの内側外側から踵をしっかりホールド
ヒールに設置されたレイヤーパーツによって、内側と外側両方から踵を挟み込みます。シューズ内の踵が滑るのを防いで、安定性を高めていますよ。アッパーは軽量かつフィット感に優れており、重量は215gの軽量設計です。安定した軽いシューズを探している方におすすめですよ。
new balance(ニューバランス)|MRCEL FuelCell RC ELITE M
【メンズ】
【レディース】
「FuelCell」ミッドソールで軽量かつ高い反発力
ミッドソールにはFuelCellを使い、191gの軽さと高反発力を実現。さらにカーボンプレートを内蔵し、より推進力をサポートします。自然と足が前にでるような感覚で、ペースの維持に活躍しますよ。メッシュアッパーを採用することで長時間のマラソンでもムレにくく、不快感を軽減するのも特徴です。
Hoka One|ランニングシューズ ROCKET X
【ユニセックス】
5mmのオフセットで薄底のシューズに近い感覚
つま先と踵の高低差は5mmで、他のシューズと比較し、フラットに近い設計となっています。薄底のシューズに近い感覚を味わえますよ。かつカーボンプレートを使うことで、反発力とクッション性も備わっています。薄底に近いシューズを探している方におすすめ。
PUMA(プーマ)|ディヴィエイト N EL R
【ユニセックス】
短距離スパイクにも使われる素材で優れた反発性
アウトソールには短距離スパイクでも使われる反発素材を追加。元のクッション性に加え、高い反発力を兼ね備えたシューズです。スプーン状のカーボンプレートは接地から蹴り出しまでの重心移動をアシストします。重心移動に加えて、反発力で足の動きを効率よく動かせますよ。
BROOKS(ブルックス)| ハイペリオンエリート3
【ユニセックス】
液体窒素を使ったミッドソールで軽くて高い反発力
液体窒素をミッドソール形成時に組み合わせることで、反発力と軽さの両方をもっています。可変式のカーボンプレートも採用し、衝撃に合わせて形を変えるため、安定性にも優れます。ヒール部分のクッションと合わせてズレにくい設計のため、エネルギーロスを防ぎます。
まとめ
今回はサブ3達成のためのランニングシューズを紹介しましたがいかがでしたか?各ブランドから販売されている高機能シューズは反発性やグリップ力などの推進力に関わる機能が優れており、サブ3達成をサポートしてくれます。
ぜひこの記事を参考に、自分に合ったシューズを見つけてサブ3達成に挑戦してみてください。
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