冬のサイクリングでは冷たい風や寒さから身を守るため、ウェアを重ね着するのが一般的ですよね。一方で暑い夏の季節は、インナーウェアの存在を軽視しがち…。でも実は夏だからこそ、インナーウェアを着た方が快適なサイクリングを楽しめるようになるんです！
今回は、そんなオールシーズン活躍するロードバイク用のインナーについて、効果や選び方を解説し、メンズ、レディースにおすすめの人気商品を紹介していきます。まだインナーウェアの重要性を理解していない方は、ぜひ参考にしてみてください！
ロードバイクでインナーウェアを着る効果とは？
出典：Amazon
なぜオールシーズン通してインナーウェアを着たほうが良いのか、１番の大きな理由が「汗対策」です。インナーウェアは、ポリエステルやポリプロピレンなど、化学繊維で作られているモノがほとんどです。
吸汗速乾性や疎水性に優れたインナーウェアは、皮膚から出た汗を素早く吸収し、上位のレイヤーに拡散することで肌面をドライに保ちます。身体が汗で濡れたままの状態を防ぎ、サラッと快適な状態をキープすることができます。
汗が皮膚に付着したままだと、何がいけないのか
皮膚が蒸れたままだと体温の逃げ道が無くなってしまって、一気に体温が上昇します。暑い季節だとインナーウェアを着ないことで、かえって熱中症を引き起こすリスクが高まるんです。
また、濡れたまま涼しい場所に行くと、皮膚上の汗が冷却されて体温が一気に低下。汗冷えで体調悪化の原因にもなります。インナーウェアを着るだけで、上記のようなサイクリングの弊害を防ぐことができます。
ロードバイク用インナーの選び方
サイクリングで使えるインナーウェアを選ぶ際に、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
季節に合わせて選ぶ
インナーウェアは、オールシーズン使えるものから夏用、冬用など季節に特化したモデルも販売されています。季節に合わせてインナーを用意することで、より快適なコンディションを保ちやすく、レイヤリングにも役立ちます。
「夏」は速乾性や通気性
夏の暑い季節は、数分のライドですぐに汗でビショビショになってしまうので、吸汗速乾性や疎水性、通気性が重要です。素材でいうとポリエステルなどの化学繊維で作られているもの、メッシュを多く配置しているものがおすすめ。ポリプロピレン製のインナーウェアは疎水性が高いことで知られており、ミレーのメッシュインナーなどが人気です。
「冬」は保温性もチェック
風が冷たく寒い冬の季節は、汗対策に加え、保温性にも着目することで、より快適なライドを実現できます。冬は保温性に優れた天然繊維・メリノウール素材のアイテムもおすすめです。化学繊維ほどの速乾性はありませんが、暖かくて肌触りが良く、滑らかな質感が特徴です。
形状で選ぶ
インナーウェアは袖丈の長さの違いから、主にノースリーブ、半袖、長袖に分かれます。
ノースリーブ
夏にメインで使用するインナーウェアは、ノースリーブがおすすめ。半袖でも基本問題ありませんが、暑くて脇や肩回りの布感が不快に感じる場合があります。夏に無駄なストレスを感じたくないなら、ノースリーブタイプが◎です。
半袖
基本的にどのシーズンでも使用可能な万能タイプ。春秋は半袖のインナーに長袖のジャージやアウターを重ね着するのがベストだという方も多くいます。
長袖
冬や春秋のまだ温度が低い季節に重宝します。腕まで生地があるのでアームカバーとしての一面もあり、UVカット機能が付いているウェアが多いのも長袖の特徴。生地が多い分、機能性を盛ることができます。
メッシュで選ぶ
インナーウェアは通気性を高めるために、メッシュ素材になっているアイテムも展開されています。鎖帷子のような見た目のメッシュ生地から、ナチュラルなスポーティ感の高いメッシュ生地まで様々なモデルがあります。
メッシュ感の違いで着心地や肌触り、汗の肌離れの良さなどが変わってくるので、自分の肌に馴染む素材感を見つけることも、快適なライドを実現する重要なプロセスです。
フィット感で選ぶ
インナーウェアは、身体に適度にフィットするサイズで選ぶことも大切です。インナーウェアが肌に密着することで汗を素早く吸収し、肌面から汗を逃がしドライ感を保つことができます。
トップスは、一般的にチェストやバストを基準にすることで、より適度なフィット感のものを選ぶことができますよ。
ロードバイク用インナーのおすすめ人気11選
ここからは、ロードバイク、自転車でのサイクリングにおすすめのインナーウェアをメンズ、レディースともにご紹介します。人気ブランドからコスパに優れた安い商品まで、幅広く厳選しています。
PEARL IZUMI(パールイズミ)｜インナートップス コールド シェイド ロングスリーブ
【メンズ】
【レディース】
コールドシェイドで太陽からの刺激をカット
ロングスリーブのアイテムですが、伸縮性が高いので動きやすさは非常に高いアイテムです。肩から袖の部分に太陽光熱を完全遮断する「コールジェイド」素材を採用しているのが大きな特徴。太陽光による体温上昇を抑えてくれるだけでなく、UVカット効果もあり、晴れの日に大活躍する1枚です。
PEARL IZUMI(パールイズミ)｜サイクルウェア コンフォヒート ロングスリーブ
【メンズ】
【レディース】
国産サイクルブランドの高性能ウェア
気温5℃帯でも活躍できる冬用インナーウェアです。とても薄くて軽い生地感で、ヒートテックのサイクリング特化バージョンだと思ってもらえると分かりやすいです。サイズがタイト目になっていますが、伸縮性が高いので気になることはありません。3Lサイズまで揃っているので、万が一気になる方は大きめの購入のご検討をおすすめします。
MILLET(ミレー)｜アンダーウェア ドライナミックメッシュ
【メンズ】
【レディース】
粗メッシュのドライ感が魅力
ポリプロピレン製＆粗メッシュで高い疎水性が魅力のアイテムです。ポリプロピレンだけでなく、強度が高いナイロンと伸縮性が高いポリウレタンを混合しているので、使いやすさはバツグン。メッシュ感は粗いだけでなく厚く作られているので汗と皮膚との距離をしっかり確保。タフでスッキリした着心地が魅力です。
finetrack(ファイントラック)｜ドライレイヤーベーシックＴ
【メンズ】
【レディース】
吸汗速乾性ウェアと組み合わせることで最大限効果を発揮できるドライレイヤー
見た感じは何の変哲もない薄いメッシュ生地のインナーシャツ。しかし、吸汗速乾性のあるジャージや上着とレイヤードすることで匂いやベタ付き、汗の嫌な臭いを全てカットしてくれる超便利ウェアなんです。汗冷えにも非常に強いので、長時間の走行にも適しています。
CRAFT(クラフト)｜高機能ベースレイヤー メッシュスーパーライト
【メンズ】
【レディース】
クーリング効果の高い吸汗速乾性インナー
気化熱によるクーリング効果と高い吸汗速乾性が持ち味のインナーウェアです。生地の内側と外側で異なるメッシュを入れているので汗の逆流を完全シャットアウト。胸元にロゴが付いていますが、非常に小さいのでほぼ無地のインナーウェアとして活用できます。上着のジャージを選ばないのもこのアイテムの優れたポイントです。
Morethan(モーゼン)｜サイクル アンダーシャツ 長袖
通気性に優れたメッシュ素材でベタつかない
コスパに優れたサイクルウェアを展開する広島発のサイクルウェアブランド、Morethanのアンダーシャツ。吸汗速乾性が高く、通気性に優れたメッシュ素材を採用しており、ベタつかず快適な肌触りが持続します。3D立体成型かつシームレス縫製で着心地も快適。夏のシーズンにも対応し、価格も安いのでコスパ重視の方にもおすすめのモデルです。
OTAFUKU GLOVE(おたふく手袋)｜オールシーズンインナー ノースリーブ【メンズ】
異素材混合による3D構造
生地の外側は吸汗性の高いポリエステル素材、内側は水分を外に追い出すポリプロピレンを使用しています。この2層の３D構造で汗をベルトコンベア式に外に追いやってくれるので、常に衣服内は快適です。２層になっている分生地も分厚くなっていて、安心感も高いです。値段がとてもリーズナブルで、コスパの面でも非常に優れているアイテムです。
UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)｜UAヒートギアアーマー ロングスリーブ
【メンズ】
【レディース】
夏用インナーのヒートギア
ロングスリーブ且つ、「ヒートギア」という商品名なので、冬用の防寒アンダーウェアと間違える方が多いこのアイテム。しかし実は、運動時の体内に生成される熱を外に逃がしてくれる機能なので、主な使用時期は暑い夏がメインなんです。体温調節機能が非常に優れていて、4WAYストレッチが施されているので、動きの制限はありません。高度な機能性だけでなく、クールなデザインにもアンダーアーマーのブランド力が光っています。
DAREVIE｜インナー ノースリーブ【メンズ】
吸汗吸湿に優れたコンプレッションインナー
吸汗吸湿・体温調節・着心地の３本柱が魅力のアイテム。熱調整と水分調節機能に重きを置いた作りになっていて、4方向伸縮も自由自在。編み目が分厚いですが、締め付けが強いのでフィット感が高くなっています。
TESLA(テスラ)｜ スポーツインナー
【メンズ】
【レディース】
運動を助けるコンプレッション機能付き
名前にもある通り、運動力を高めるコンプレッション機能が施されているインナーウェアです。筋肉に適度な圧力が掛かる設計になっているので、無駄な体力を消費することが無くなります。軽量で耐久性に優れ、カラーバリエーションも多いのでオシャレに取り入れやすいのも魅力です。
EXIO(エクシオ)｜コンプレッションウェア 長袖【メンズ】
安価で高品質が売りの高コスパブランド
オールシーズン使用できる万能インナーウェアです。なんと言っても魅力はコストパフォーマンスの高さ。通常コンプレッション機能が付いているウェアは5,000円ほどしますが、こちらはなんと1000円程度で購入可能。初心者の方が初めてのコンプレッションウェアを選ぶ際に、おすすめできる一枚です。
関連アイテムをチェック！
ロードバイク用のインナーウェアが気になる方は、サイクルタイツやインナーパンツもチェックしておきたいアイテム。おすすめの商品を紹介したこちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
まとめ
肌面をドライに保ちやすくなり、汗冷え対策にもなるインナーウェアは、シーズンを問わず必要になってくるアイテムです。
汗を素早く吸収し、肌面から遠ざけてくれる速乾性に関わる機能や、通気性や保温性など季節に対応した機能も選ぶ際のポイント。人気のサイクルウェアブランドやアウトドアブランドから、高機能なインナーウェアが展開されているので、ぜひ快適なライドに活用してくださいね。
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