筋力を高めるエクササイズには、ジムに通ったりピラティスを行ったりする方法があります。
今回はジムとピラティスの違いや、自宅で行えるジムのような効果を感じられるエクササイズについても紹介します。ジムとヨガがそれぞれおすすめな人も紹介しているのでぜひ参考にしてください。
TOMOMI |執筆者
Yoga college of INDIA、RYS認定インストラクター。2015年友達に誘われてヨガを行ったことをきっかけにヨガの魅力に取りつかれ、毎日ヨガスタジオに通うように。インド人師匠の勧めで、メキシコで開催された2か月間にも及ぶヨガティーチャートレーニングに参加。…
ジムとピラティスの違いは?
近年、ますます盛り上がりを見せるフィットネスブーム。人気のヨガ以外にもジムやピラティスを目にするようになったのではないでしょうか?ジムはマシンを使って運動するところですが、ピラティスはなに?ジムとは違うの?と思う方もいるでしょう。 簡単にジムとピラティスの違いについて紹介します。
ジム | ピラティス | |
---|---|---|
目的 | 筋力増強 | リハビリ・体幹強化 |
マシンの使い方 | 筋肉へ負荷をかけるための器具 | 正しい姿勢を保つための補助器具 |
ピラティスは、本来リハビリ目的で行われるエクササイズです。戦争で負傷した兵士のリハビリのため、ドイツ人のピラティス氏が考案したエクササイズがピラティスのはじまりです。ピラティスには、ジムと同じようにマシンを使用するマシンピラティスもありますが、筋肉に負荷をかけるためのものではなく、姿勢を矯正し、正しいポーズで負荷をかけるために用います。
また、マシン使わずマット上で行うマットピラティスも、姿勢改善のほか、筋トレの様に筋肉量を増やす効果もあります。ジムは筋トレや筋肉増強のために通う方が多い一方、ピラティスは姿勢改善、リハビリ、体幹を鍛える目的で通う方が多いのです。
ジムとピラティスどっちが痩せる?
ダイエット目的の方は、ジムとピラティスのどちらが痩せるのか気になるでしょう。結論からいうと、痩せる部位や、痩せ方などの目的によります。
例えば、「1ヶ月後に水着を着るために腹筋を割りたい」「短期間で二の腕のたるみをなくしたい」など、特定の部位の脂肪を落とし、筋力を増やしたい場合には、ジムが向いています。ジムでもランニングマシンやエアロバイクなどの有酸素運動ではなく、ダンベルやアブドミナルマシンなど、無酸素運動のマシンを選ぶのが重要です。
反対にピラティスは、「全身を引き締めたい」「痩せ体質になって女性らしいボディラインを作りたい」という方におすすめです。ピラティスにはジムほどの即効性はありませんが、ジムでの筋トレほどハードではないため、初心者でもはじめやすく、続けやすいメリットがあります。
ジムとピラティスそれぞれおすすめな人
ジムとピラティスにはそれぞれ異なる魅力があります。そこで、ジムとピラティスがそれぞれおすすめな人について解説します。
ジムがおすすめな人
ジムがおすすめな人は、ずばりストイックな人です。この部分を落として筋力をつけたいなど、しっかりとした目標があり、運動にフォーカスできる人におすすめです。
また、同じ動きを繰り返すことも多いため、飽きずに続ける要素も必要となるでしょう。初心者でもジムでマシンを使うことに抵抗がない、ある程度使い方を分かっている人がジムに向いているといえます。
ピラティスがおすすめな人
ピラティスがおすすめな人は、運動で体幹を鍛えるだけではなく、リラクゼーション効果も欲しい人です。ピラティスではヨガの様に体を伸ばすポーズもあります。また、ピラティススタジオではクラスの前後に瞑想などの時間を取り入れている所もあり、癒しの効果もあるピラティスもあります。
ヨガよりも負荷が欲しい、でも、筋トレほどストイックなのはちょっと・・という方にぴったりなのがピラティスなのです。また、筋トレとは異なり全身を鍛えられるため、女性らしいボディラインを作りたい方にも向いています。
自宅でもジムみたいな効果が得られる!
ジムの方が短期間で効果を感じやすいとご紹介しましたが、最近では、ホームジムなど、自宅でできるマシンも販売されています。マシンを購入するのはちょっと・・・という方は、自宅ピラティスの延長で、自宅にある物を活用してジムのような効果を得られる方法もあるので、参考にしてください。
ホームジム
家庭用のエアロバイクはよくありますが、さまざまな筋トレができるホームジムも近年人気となっています。畳2枚分などの省スペースで行えるものもあるので、置き場にも困らない特徴があります。
BODY DESIGN(ボディデザイン)|マルチプレスベンチ
初心者から上級者のトレーニングまで対応するマルチベンチプレス。7種目行えるので全身を効率的に鍛えられます。3万円以下と手頃な価格で購入できるのも魅力。
自宅にある物を活用して負荷をかける
自宅にある物を活用して負荷をかければ、ジムのような効果を得ることができます。
ペットボトルをダンベル代わりに
水を入れたペットボトルはダンベル代わりになります。500ML、1L、1.5L、2Lと、自分に合う重さを選べるのも魅力です。スーパーで手軽に購入できるのも嬉しいですよね。自宅で出来るペットボトルワークアウト動画を参考にするのもおすすめです。
椅子を使って負荷をあげる
自宅にある椅子を活用することで、ピラティスの負荷を高め、ジムのような効果を得ることができます。特に、二の腕を引き締めるチェアディップは、初心者でも行いやすいのでおすすめです。椅子に両手を後ろ手に置き、腰を落とすというシンプルな動作ですが、しっかりと腕に効いてきます。安定感のある座面が広い椅子を使用するようにしましょう。
まとめ
今回はジムとピラティスの違いや、ジムとピラティスがおすすめな人についても紹介しました。ジムとピラティスは、筋力をUPさせるという点では似ていますが、その目的や方法が異なります。
ジムとピラティスで迷っている方はぜひ本記事を参考に、自分に合うエクササイズを見つけてみてください。
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