ジムに通う時間がない、事情があって通えないという方は、シットアップベンチを使って自宅でトレーニングしてみてはいかがでしょうか。腹筋以外にも様々なトレーニングにマルチに活用できるシットアップベンチ。これ1台で自宅をジム化することができます。
今回は、そんなシットアップベンチの選び方を徹底解説し、厳選したおすすめのアイテムをご紹介します。
シットアップベンチとは?
シットアップベンチとは、ジムには必ず置いてある主に腹筋運動(シットアップ)をするための筋トレ器具、いわゆる腹筋台です。
効果的に筋トレができる
シットアップベンチを使えば、足元がしっかり固定できるので、正しい姿勢で反動をつけずにより効果的に腹筋を鍛えることができます。また、クッション性のあるシートで背中も保護できるので、快適にトレーニングをすることが可能。
マルチに使える
シットアップベンチ1台で、シットアップ以外にも「レッグレイズ(足上げ腹筋)」や「バックエクステンション(背筋)」「プッシュアップ(腕立て伏せ)」など様々なトレーニングに使うことができる優れものです。
価格も安くてコスパが高い
価格も5,000円〜10,000円程度と安いものが多いので、気軽に購入することができます。また、1台で様々なトレーニングに使えるのでコスパが高いアイテムといえます。
自宅では、トレーニング器具がなくとも腹筋などのトレーニングはできますが、何となく床でやるのは気が進まないもの。シットアップベンチがあれば、効果的、快適にトレーニングすることができ、自宅で怠りがちなトレーニングをするきっかけを与えてくれるアイテムでもあります。
シットアップベンチの選び方
似通ったデザインのものが多いシットアップベンチですが、いくつかポイントを抑えた選び方をする必要があります。
シートの形で選ぶ
シートは、主に「アーチタイプ」と「フラットタイプ」の2種類があります。
アーチタイプ
背面にフィットするようシートが少し湾曲しているのがアーチタイプ。シートに寝そべった時に体のラインにフィットするので、腰などに負担をかけずに、さらに腹直筋の可動域を大きくできるので、安全により強度の高い腹筋トレーニングができます。
デメリットとしては、シートが湾曲しているので、ダンベルトレーニングなどへの転用がしにくいという点。アーチタイプであってもマルチなトレーニングができる設計になっていますが、どちらかというと腹筋トレーニングに特化したタイプといえます。
フラットタイプ
シットアップベンチの定番タイプと言え、腹筋運動以外のトレーニングにも使いやすいのが特徴。シートを地面と水平にできるタイプのものを選べば「フラットベンチ」として、ダンベル・バーベルトレーニングにも転用できます。これ1台で、様々な用途、トレーニングに使えるマルチタイプです。
耐荷重で選ぶ
シットアップベンチには体の全体重を預けてトレーニングすることになるので、ベンチの耐久性、安定性は非常に重要なポイントになります。一般的に耐荷重が80~100kg程度の商品が多く販売されていますが、中には300kgを超えるような耐荷重に優れた商品も。自重に対して少し余裕を見ておくことをおすすめします。
また、兼フラットベンチとしてダンベルやバーベルを扱う場合、ウエイトの重量で耐荷重を簡単に超えてしまう可能性があります。ウエイトを扱うことが想定される場合は、耐荷重に優れた商品を選びましょう。耐久性については口コミやレビューも参考になるので、合わせてチェックしておくことをおすすめします。
角度が調整できるタイプを選ぶ
シートの角度を変えることによって、筋トレの負荷も調整することができます。
大半のシットアップベンチは、角度調整ができるようになっていますが、自分のレベル、その日のコンディションに合わせて強度を調整できるように、角度調整機能があるものを選ぶようにしましょう。
その他のトレーニングもできるタイプがおすすめ
自宅ではそれなりのスペースを占有する器具なので、1台でどれだけのエクササイズができるかというのも重要なポイントです。
マルチトレーニングベンチタイプ
基本的にはシットアップ・腹筋を鍛えるツールであるシットアップベンチですが、4wayで「シットアップ」「バックエクステンション」「レッグレイズ」「プッシュアップ」のトレーニングができる仕様になっているものが多いです。
付属品がついたタイプ
レッグレイズ用に縦向きにもハンドルが付いているものや、ゴムバンドが付いているもの、レッグカールやレッグエクステンションなどジムで行えるトレーニングが1台でできる仕様になっているものなどもあります。
フラットタイプ
フラットタイプで地面と水平にできるベンチであれば、ダンベルを併用したトレーニングなど、鍛えらえる筋肉の幅が広がります。
折りたたみ機能でコンパクトに収納
サイズ感としては、だいたい高さ・幅が50~60cm、長さ100cm前後とそれなりのサイズがあるシットアップベンチ。使用しないときはコンパクトに収納できるよう折りたためるタイプがおすすめです。
折りたたむことで壁に立てかけたり、家具の間に収納したりと、使用しないときにスペースを取らないようにすることができます。
クッション性をチェック
クッションの厚みや素材によって、トレーニング中の快適性が大きく変わります。クッションが薄いと背中が痛くなったり、初めは厚くても、数回使うとへたってしまうケースもあります。
クッションの素材に関して、記載されていることが少ないので、商品の口コミなどを参考にしてクッション性を確認するのがいいでしょう。
シットアップベンチのおすすめ人気12選
1台でマルチに活躍できる、また価格もリーズナブルで安いおすすめのシットアップベンチを厳選しました。ぜひ参考にしてみてください。
東急スポーツオアシス|シェイプアップベンチ
大手ジムチェーンが作ったシェイプアップベンチ
これ一台で全身を鍛えらえるマルチエクササイズツールです。シットアップのみならず、腕・二の腕・胸・肩・太ももなど6つ以上のエクササイズで鍛えることができます。
3段階で負荷及び高さ調整も可能、コンパクトに収納もできるので自宅のスペースも取りません。これ一台で自宅をジム化できるマストバイアイテムです。
シートの形状 | アーチ |
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サイズ | 約 W59×D85×H47cm |
重量/耐荷重 | 約 5kg / 100kg |
角度調整 | 3段階 |
折りたたみ | 可 |
YouTen(ユーテン)|マルチシットアップベンチ
独自の3方向ハンドルでマルチにトレーニング
フレームは極太パイプを採用しており、耐荷重はなんと300kg。従来のシットアップベンチは耐荷重80~150kg程度が主流であり、安心して使用することができます。
フラットタイプのシートで、腹筋以外にも背筋を鍛えるバックエクステンションや、レッグレイズ、ダンベルを使ったチェストプレスなど1台で様々なトレーニングが可能。この機能で価格も安い、高コスパの人気商品です。
シートの形状 | フラット |
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サイズ | 約 W49×D118×H71.5~78.5cm |
重量/耐荷重 | 約 12kg / 300kg |
角度調整 | 4段階 |
折りたたみ | 可 |
ボディデザイン|アーチ状 シットアップベンチ
腹直筋を大きく使うアーチ設計
さまざまなトレーニングギアを手掛けるボディデザインのアーチ状シットアップベンチ。腹筋の際に、腹直筋の可動域をより大きくできるアーチ状設計で、効果的に腹筋を鍛えることができます。シート角度はレベルに合わせて5段階で調節可能。
1台で腹筋以外にも、背筋を鍛えるバックエクステンションや、シート中央部のハンドルを使ってプッシュアップにも使えます。
シートの形状 | アーチ |
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サイズ | 約 W56×D129~143×H61~75cm |
重量/耐荷重 | 約 6.2kg / 100kg |
角度調整 | 5段階 |
折りたたみ | 可 |
BARWING(バーウィング)|4WAYトレーニングベンチ
4通りの使い方でトレーニングが充実
フラット・インクライン。デクラインに加えてハンドル、フットレスト付きで、シットアップのみならずさまざまなトレーニングに使えるアジャスタブルベンチです。さらに頑丈さにも定評があり、強靭なフレームと土台で耐荷重500kgを実現。
高重量のウエイトも扱うような本格派のトレーニングのお供におすすめのベンチです。
シートの形状 | フラット |
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サイズ | 約 W36×D150×H122cm |
重量/耐荷重 | 約 14.7kg / 500kg |
角度調整 | 10段階 |
折りたたみ | 可 |
リーディングエッジ|マルチシットアップベンチ
より強固にリニューアル
腹筋運動とダンベルトレーニングができる2WAY仕様のトレーニングベンチで、累計販売台数5万台を突破の人気モデル。改良を重ねており、各部位の設計の見直し、フレームを厚くするなど安定性と強度、使いやすさが向上しています。
価格もリーズナブルでメーカー保証1年付き。安心してトライできるアイテムです。
シートの形状 | フラット |
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サイズ | 約 W35×D111×H53.5~57.5cm |
重量/耐荷重 | 約 10kg / 110kg |
角度調整 | ー |
折りたたみ | 可 |
山善|ホームシットアップベンチ
価格重視の方におすすめのコンパクトモデル
角度調整やマルチな使い方はあまりできませんが、とにかく価格が安いので腹筋目的で価格重視の方におすすめです。コンパクトモデルで折りたたみも可能なため、自宅での置き場所にも困りません。
組み立ても簡単で女性にも優しい作り。しっかりとした傾斜で効果的に鍛えることができます。
シートの形状 | フラット |
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サイズ | 約 W32×D136×H62cm |
重量/耐荷重 | 約 9kg / ー |
角度調整 | 不可 |
折りたたみ | 可 |
IRONMAN CLUB(鉄人倶楽部)|フラット&シットアップベンチ
シットアップ&フラットの2WAY仕様
シットアップベンチとフラットベンチの2種類の使い方ができるので、腹筋やダンベルトレーニングなど1台でトレーニングの幅を広げることが可能。高さは4段階で調整できるので、常に自分に合った負荷をかけることができます。
さまざまなトレーニングギアを手掛ける鉄人倶楽部の使い勝手の良いベンチです。
シートの形状 | フラット |
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サイズ | 約 W33.5×D119×H58cm |
重量/耐荷重 | 約 9kg / 80kg |
角度調整 | 4段階 |
折りたたみ | 可 |
GOGOJUMP|マルチ トレーニングベンチ
マルチに使えるトレーニングベンチ
インクライン、デクラインなども利用できるフラットタイプのトレーニングベンチです。安くてさまざまなトレーニングができるので、初心者のエントリーモデルとしてもおすすめです。
また、耐荷重は227kgでダンベルなどのトレーニングでの使用もOK。5層構造の厚みのあるクッションで使いやすく、使わない時は折りたたんで収納できるのも嬉しいですね。
シートの形状 | フラット |
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サイズ | 約 32D x 107W x 90H cm |
重量/耐荷重 | 約 8kg / 223kg |
角度調整 | 7段階 |
折りたたみ | 可 |
WASAI(ワサイ)|シットアップベンチ
角度調整もしっかりできるマルチシットアップベンチ
フラット、インクライン、シットアップ、デクラインベンチとして使えるマルチトレーニングベンチ。ヘッドレストの高さが動かせるので、種目にあわせて調整できます。
脚のスポンジの位置も変更でき、自分の使いやすいように動かせるのが嬉しいポイントですね。耐荷重もそこまでないので、初心者向けのマルチシットアップベンチをお探しの方におすすめです。
シートの形状 | フラット |
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サイズ | 約 142D x 33W x 121H cm |
重量/耐荷重 | 約 12kg / 180kg |
角度調整 | 4段階 |
折りたたみ | 可 |
ファイティングロード|シットアップベンチ
シンプルで使いやすい定番モデル
省スペース設計でコンパクトに折り畳める「ファイティングロード」のシットアップベンチ。シンプルですが、安定性・耐久性はしっかりしており、腹筋、背筋運動、レッグレイズなどに使えます。レベルに合わせてシート角度も5段階で調整可能。
落ち着いたシックな見た目で家にも置きやすいデザイン。リーズナブルな価格も魅力のコスパに優れたアイテムです。
シートの形状 | フラット |
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サイズ | 約 W52×D128~140×H57~74cm |
重量/耐荷重 | 約 10kg / 100kg |
角度調整 | 5段階 |
折りたたみ | 可 |
PURE RISE(ピュアライズ)|シットアップベンチ
多段階調整可能なアーチ型腹筋台
アーチ状に設計することで、可動域を大きく効果的に腹筋を鍛えることができます。角度も5段階で調整できるので、レベル、コンディションに合わせて調整しやすいのもポイント。
その他レッグレイズや背筋などマルチに使えて価格も安い高コスパモデル。エントリーモデルとしてもおすすめです。
シートの形状 | アーチ |
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サイズ | 約 W32×D130~143×H66~78cm |
重量/耐荷重 | 約 10kg / 80kg |
角度調整 | 5段階 |
折りたたみ | 可 |
BODY MAKER(ボディメーカー)|シットアップベンチ
省スペース設計でも多種トレーニングに対応
数多くのトレーニングマシン・グッズを手がける「BODY MAKER」4WAY仕様のシットアップベンチです。一台でシットアップ、レッグレイズ、バックエクステンション、プッシュアップができる1台4役の仕様になっています。
3段階の角度調整、ハンドル部分には足の負担を軽減するウレタンパッドを装着しており、初心者から上級者まで幅広く対応しています。
シートの形状 | フラット |
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サイズ | 約 W33×D122×H56cm |
重量/耐荷重 | 約 7.3kg / 80kg |
角度調整 | 3段階 |
折りたたみ | 可 |
シットアップベンチの効果的な使い方
最後に、より効果の上がるシットアップベンチの使い方を参考動画と共にご紹介します。
体をコントロールすることで効果UP
効果的に腹直筋を鍛えるには、やみくもに腹筋運動をするのではなく、正しい姿勢で、体をコントロールしながら腹筋運動をするのがおすすめです。
トレーニングのポイント
- 勢いや反動で上がらずに体をコントロールしながら上体を起こす
- 腹筋を意識しながら1回ずつ丁寧に行う
- 腰をそらさないよう腹筋に力を入れて、状態を丸める
- 息を吐きながら上体を起こし、息を吸いながら戻す
ツイストシットアップ
上体起こす時に体にひねりを加えることで、効果的に脇腹の筋肉である腹斜筋も鍛えることができます。
トレーニングのポイント
- 手は頭の後ろで組む
- 上体を起こすとき、肘を反対の膝につけるようにひねる
- ゆっくり姿勢を戻し、反対も同様に行う
関連アイテムをチェック!
他にも自宅をジム化できる「フラットベンチ」「インクラインベンチ」「懸垂マシン」などがあります。こちらに記事をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!
まとめ
今回は、おすすめのシットアップベンチや選び方のポイント、効果的な使い方までご紹介しました。
トレーニングギアを手掛ける多くの人気ブランドからシットアップベンチは販売されています。さらに腹筋運動に特化したシンプルなベンチからその他のトレーニングにも使えるマルチタイプまで種類はさまざま。シートの形状や耐久性など基本となるポイントを抑えつつ、自分のトレーニング内容に合った最適なタイプを見つけましょう。
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