子供の遊び道具としてのイメージが強いキックボードですが、実は海外に目を向けるとヨーロッパを中心に街中の移動手段としてキックボードは流行しており、人気を集めています。
日本でも多くのメーカーから様々な種類の大人向けキックボードが展開されています。
そこで今回は、街乗りや通勤にも使えるおすすめの大人用キックボードを厳選しました。選び方のポイントや人気メーカーも合わせて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
子供用キックボードのおすすめ商品を知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。
大人用キックボードとは?
まずキックボードの特徴やメリットがあるのかみていきましょう。
移動手段に使える
キックボードは、徒歩以上、自転車未満の距離感での移動手段として、使い勝手のいいアイテムです。
乗っている感覚はスケートボードと似ていますが、ハンドルがあったり、ブレーキがあるので、はじめてでも簡単に操作が可能で、気軽に街乗りや通勤にも使えるのがポイントです。
携帯性に優れる
さらに、コンパクトに折りたたんで持ち運ぶこともできるので、自宅から最寄駅まで、降車駅から目的地までといったように電車移動と組み合わせて使うこともできます。
折りたたみ自転車もありますが、電車に持ち込むにはちょっと躊躇するサイズ感。その点、キックボードはサイズもコンパクトなので、あまり違和感なく持ち込むことができます。
遊び道具として
子供の遊び道具としてもマストアイテムであるキックボード。子供がキックボードで遊ぶ時に、大人もキックボードを持っていれば、一緒に楽しく走行することができます。
キックボードはバランス感覚や道具を操作する能力も鍛えられるので、遊びながら身体能力を高めるという観点からもおすすめのアイテムです。
電動キックボードとの違い
電動キックボードは2023年7月1日に改正道路交通法が適用されて、特定小型原付という新しい区分が作られましたが、ナンバープレートの取得や保険への加入などのルールも多いです。基本的には公道での使用が義務付けられています。
一方で、普通のキックボードは購入後すぐに乗れて、値段もリーズナブルなものが多く、安いものであれば5,000円前後から購入できるので、お試し感覚で使ってみることもできます。
大人用キックボードの選び方
街乗りや通勤、アウトドアシーンなど使う用途によって選び方も変わってきますが、ここでは、選ぶ際に基本となるポイントについて解説します。
タイヤの種類で選ぶ
タイヤの種類は走行性能や快適性に大きく影響を与えるので、重要なポイントとなります。タイヤには、主に自転車のタイヤと同じような空気を入れるエアタイヤと硬いソリッドタイプの2つがあります。
ソリッドタイヤ
多く流通していて主流となっているのが硬いソリッドタイヤです。主にポリウレタン系の素材が使用されており、エアタイヤと比較してスピードが出やすいのが特徴。
また、硬いため走行中の振動が直に伝わってくるうえ、ゴロゴロと大きい音がします。そのため、整備されていない道路などでの使用には不向きです。ただし、サスペンションが付いているタイプのキックボードであれば、走行時の振動を和らげることができます。
エアタイヤ
エアタイヤは、スピードには劣る反面、クッション性に優れているため、振動や音もなく、快適に使用することができます。街中の道路やアウトドアでのオフロードなどあらゆるシーンにも対応できます。
快適性を重視するのであれば、基本的にはエアタイヤを採用したモデルがおすすめですが、硬いポリウレタンタイヤでもサスペンションを搭載しているかどうかをポイントに選ぶのも良いでしょう。
タイヤの大きさ選ぶ
タイヤの大きさは、推進力、走行性能に大きく関係します。タイヤが大きいほど軽い力でも大きな推進力が生まれ、ストレスなくスピーディに走行することができます。また、タイヤの直径が大きいほど路面の凸凹の影響も受けにくくなります。
一昔前は直径100mm程度のホイールが主流でしたが、最近では145mmや205mm程度のものも多く出てきています。ホイールが大きすぎると今度は逆に持ち運び時の収納性に影響が出てきますが、205mm程度の大きさのものであれば推進力のある快適な走りを実現することができます。
デッキの高さで選ぶ
デッキの高さは、走りやすさや疲労度合いに影響してきます。基本的には車高が低い方が地面との距離も近くなるため、地面を蹴りやすく楽に走行することができ、疲労も軽減することができます。
ただし、車高が低すぎると少しの段差でもデッキが地面と接触する可能性があるので注意が必要です。キックボードを使用するであろう道の状況を想定して、ご自身に合う適度な高さのものを選ぶようにしましょう。
デッキサイズで選ぶ
意外と見落としがちなのが、デッキのサイズ感。デッキの幅が、片足しかのらない幅のもあれば、両足をのせられるくらいの幅のものもあります。
幅を広めにとっているものの方が、ひと蹴りした後に両足をデッキにのせやすく、走行中の快適さも増します。デッキの幅が問題ないかも購入時には、チェックするようにしましょう。
持ち運びやすさで選ぶ
大半のキックボードは、折りたためて持ち運びできるようなデザインになっていますが、中には、ホイールも大きめで折りたたむことができないキックスクーターもあります。
街乗りや通勤での使用も想定している方は、折りたためて持ち運びしやすいタイプがおすすめです。
シンプルに即座に折りたためるよう工夫した設計になっているモデルや、肩にかけられるようキャリーストラップが付いているものもあるので、持ち運びやすさから選ぶのもポイントです。
自立スタンド付きかどうか
自立スタンドがない場合は、自立させることができないので、使用しない時は壁にもたれかけさせるか、折りたたんで下に置いておくかといった感じになります。
コンビニに寄る時や、カフェのテラス席でお茶をする時など、何かと自立スタンドがあった方が使い勝手がいいケースが多いです。
ブレーキで選ぶ
キックボードは後輪を上から抑える形でブレーキをかけるものが一般的です。しかし、片足での操作になりバランスを崩しやすかったり、濡れた道や下り坂だとブレーキが利きにくいこともあるので、ハンドブレーキも搭載している商品がおすすめです。
ハンドブレーキがあると、急ブレーキをかける場合も、手で握るだけなので反応しやすいです。また、ハンドブレーキで前輪だけブレーキをかけると前につんのめってしまう危険性があるので、前輪と後輪どちらに作用するか確認してから購入しましょう。
デザインで選ぶ
大人が使用するものなので、シンプルでクールなデザインのものを選ぶこともポイントです。まだ日本では、子供の遊び道具というイメージも強く、キックボードを街中で普段使いすることがそこまで浸透していないかと思います。
シンプルでクールなデザインのものを選ぶことで、街中や通勤中に使用していても、逆におしゃれなイメージを周囲に与えることも可能です。自分の好みに合わせて、おしゃれなものを選ぶようにしましょう。
大人用キックボードのおすすめ人気メーカー
海外では移動手段として、普通に使われているキックボード。人気のある海外ブランドの商品も日本で展開されており、手に入れることができます。
FRENZY(フレンジー)
本格的な大人向けのアーバンスクーターを展開するブリティッシュブランド。普段使いできる実用性に加え、カジュアルさを追求したおしゃれなデザインなど総合的に定評があり、人気の高いキックボードブランドです。
街中での使用や、砂利、芝生などオフロードも行けるエアタイヤを装備したモデルまで。普段使いからアウトドアシーンなどあらゆるシーンで楽しめるモデルが揃っています。どれを買うか迷った場合、フレンジーを選んでおけば間違いなしといっても過言ではありません。
JD RAZOR(JDレーザー)
1999年にJD RAZORがリリースされ、当時大ブレイクした人気ブランドです。ブランドの認知度やシェアも高く、子供から大人まで楽しめる豊富なキックボードのラインナップがあります。
価格もリーズナブルなものが多く、コスパが高いので、初めてキックボードの購入を検討している方にもおすすめのブランドです。
M-CRO(マイクロ)
子供から大人まで世界中で幅広く愛用されているスイス発のスクーターブランドです。高い品質と安全性へのこだわりに定評があります。特徴的な幅のあるタイヤや大きめのホイールなどを搭載したモデルもあり、安全性へのこだわりが垣間見れます。
全ての製品に購入後、1年間の保証も付いており、安心して購入できるブランドです。
DECATHRON(デカトロン)|Oxelo(オクセロ)
フランスのデカトロン社から展開されているオクセロシリーズのキックスクーター。デカトロン社は、ランニング、フィットネス、チームスポーツなどあらゆるスポーツに向けたサービス、アイテムを展開しているメーカーです。
アーバンスポーツの位置付けで、キックスクーターやインラインスケート、スケートボードなどのアイテムも展開しています。オクセロシリーズも、フランスのアーバンライフにおける移動手段として、強く支持されています。
公道を走る際の注意点
キックボードは道路交通法上、ローラースケートやスケートボードと同じ分類と考えられます。ローラースケートなどは「交通の頻繁な道路」での使用は原則禁止されています。
したがって、交通量の多い道での使用はなるべく避け、人が密集するエリアでは押して歩く、裏道を使うなど周囲の迷惑にならないようエチケットを守って走行するようにしましょう。
大人におすすめのキックボード人気12選!
ここからは、厳選した大人におすすめのキックボードをご紹介します。
Frenzy (フレンジー)|キックボード FR205DB
デュアルブレーキシステム採用
ヨーロッパで大人気のイギリス発キックスクーターブランド「Frenzy」のキックボードです。足が乗せやすいロングデッキプレートに、205mmの大型ホイール仕様で快適な走行を実現します。ハンドブレーキとリアフットブレーキ搭載のデュアルブレーキシステム採用で、街中でもストレスなく安全に走行できます。
イージーフォールディングシステムで折りたたみも簡単、長さ調整可能なキャリーストラップ付きで持ち運びにも便利です。アルミキックスタンドで自立させることも可能。街乗りや通勤からアウトドアまであらゆるシーンで活躍する万能型大人用キックボードです。
Frenzy (フレンジー)|キックボード KAIMANA
Frenzyの「カイマナ」モデル
イギリス発のキックスクーターブランド「Frenzy」の「カイマナ」モデル。ロングデッキプレートには特徴的な波模様のデザインが施され、女性でも使いやすいおしゃれなデザインです。直径205mmの大きめのホイールなので、ひと蹴りで大きな推進力を生み、快適に走行できます。
折りたたみ可能、スタンド付きで自立させることも可能です。ハンドル部分は3段階で高さ調整が可能、キャリーストラップ付きで持ち運びも問題なし。こちらも通勤や街乗りからあらゆるシーンで使えるおすすめのキックスクーターです。
JD RAZOR(ジェイディレーザー)|MS-185
8インチの大型ホイールで快適
人気ブランド「JD RAZOR」の大人も使える大型ホイール搭載のキックボード。JD RAZORのラインナップでは大型の8インチのホイールを搭載したキックボード。大型ホイール採用で推進力があり、ブレも少なく、快適に走行することができます。
デッキサイズも幅広めで安定して乗ることが可能。その他、折りたたみ式や自立可能なスタンド付きで持ち運び、置き場所にも困らない仕様になっています。比較的価格も安いのでエントリーモデルとしてもおすすめです。
M-CRO (マイクロ)|ロケット
幅64mmのワイドタイヤで悪路に強い
スイス発祥のスクーターブランド「M-CRO (マイクロ)」の大人版キックボードのマイクロロケット。最大の特徴は幅64mmのワイドタイヤ。凸凹のあるアスファルトでも安定して走ることができ、コーナリングもしやすくなっています。
また、滑り止めのついた幅広デッキは定位置に配置され、安定性が高く走りやすくなっています。マイクロスクーターすべての製品に1年間の保証がついているので、故障や不具合があっても対応してくれます。安全性と高い品質が保障されたおすすめのアイテムです。
M-CRO (マイクロ)|ホワイト
直径200mmの大きめポリウレタン製ホイール
高品質、安全性で世界中から高い評価を集めるマイクロスクーターの大人向けモデル「マイクロ・ホワイト」。カラーはブラックも展開されています。
直径200mmと大きめのポリウレタン製ホイールを採用。安定感のあるスムーズで快適な走りを実現し、長距離の使用にもピッタリです。また広めのデッキも、滑り止め仕様になっており、足のずれ落ちを防ぎます。折りたたみ、ハンドル調整も可能な高品質キックボードで様々なシーンで重宝できるアイテムです。
Oxelo (オクセロ)|TOWN7
ダブルサスペンションで快適走行
フランスのデカトロン社から展開されているオクセロシリーズのキックスクーター。クールなデザインでフランスのアーバンライフで強く支持されているキックボードです。
路面の凹凸から受ける衝撃を緩和するダブルサスペンションをフロントとリアに搭載し、衝撃の少ない滑らかな走行を実現。加えて200mmの大型ポリウレタンホイールで高い推進性能を誇ります。ベアリングも搭載しており、走りの質を高め疲れを軽減することができます。
HUDORA|キックスケーター
ドイツSGマークを取得した、最高水準の安全性
ドイツのSGマークを取得した最高水準の安全性を誇る「HUDORA」のキックスクーター。ホイールは直径205mmの高反発ポリウレタン製で推進力のある走りを実現。ハンドルの高さは4段階で調整可能、子供から大人までフレキシブルに使えます。
車輪部分には精密ベアリングを装備し滑らかな回転を実現。低床設計のデッキを採用することで、楽な姿勢でキックすることがで疲れにくくなります。価格も比較的安いのでコスパの高いおすすめ商品です。
Hewflit|キックボード
コンパクトで持ち運びに便利
持ち運びに便利な、折りたたみ式キックボードです。折りたたみ後は83cm×31cmととてもコンパクトに。ブレーキはフットブレーキだけでなく、ハンドブレーキも付いているので安全性が高くなっています。
衝撃吸収用のばねも付いているので多少凸凹のある道や段差でも快適に使用することができます。
Ferrari(フェラーリ)|キックボード FXA70
フェラーリのキックボード
車好きの方にはたまらない、あの「フェラーリ」のキックボード。カラーはブラックを基調にしたものと、レッドを基調にしたものの2パターンですが、どちらも本物の車を連想させるようなデザインに仕上がっています。
もちろんフェラーリのロゴもあしらわれています。大きめのホイールを使用し快適な走りを可能にしています。車が好きでデザイン性を重視したいという方にはおすすめのキックボードです。
MEICHEPRO|キックボード
大きなホイールで子供から大人まで乗りやすい
MEICHEPROのキックスクーターは、約20cmの大きなホイール設計かつ回転がスムーズで、前後輪にサスペンションもついているので、道路の小さな段差にもつまずくことなく、ストレスフリーで走行できます。
ブレーキはハンドブレーキとフットブレーキを装備、安全性もばっちり。折りたたみ機能や、3段階の高さ調節機能もあり、子供から大人まで使いやすいキックボードです。
SUNPIE|電動キックボード
こちらの商品も大きめの約20cmのホイールを採用し、足場が地面と近めの設計になっているので、漕ぎやすく疲れにくくなっています。さらに前後にサスペンションも配置し乗り心地も十分です。
ハンドブレーキとフットブレーキを備え、雨や下り坂でも制動力を発揮できる作りになっています。折りたたみ可能・スタンド付きで、商品保証も備えた、コスパに優れたキックボードです。
GLOBBER(グロッバー)|電動キックボード
4.5kgで大人から子供まで使いやすいコンパクトモデル。小さめのホイールと流線形のスタイリッシュなデザインが特徴のキックボード。
耐久性も高く乗り心地も快適で、ハンドルバーも折りたたみやすい設計になっています。約100kgまで重量対応なので大人が乗っても安心です。子供と色違いで購入したりできるように、カラーバリエーションも5色展開しています。
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まとめ
今回は、キックボードの特徴や選び方を解説し、おすすめの人気商品をご紹介しましたがいかがでしたか?持ち運びにも便利で、近距離移動が楽になるおすすめアイテムです。
ホイールのサイズや乗り心地、付属品などを参考に、自身の好みにあったアイテムで、キックボードライフを楽しんでください!
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