腹筋を鍛える自宅用筋トレグッズとして人気を集める腹筋ローラー。今では多くの種類の商品が販売されており、どれを選べばいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、筋トレ初心者や女性にもおすすめの商品を厳選しました。選び方や腹筋ローラーのレベル別の効果的な使い方も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
腹筋ローラーのメリットとは?
ホイールとグリップが一体となったシンプルな構造の腹筋ローラー。アブホイールやエクササイズローラーなどとも呼ばれますが、数ある腹筋筋トレ器具の中で、腹筋ローラーによって腹筋を鍛えるメリットは何なのでしょうか。ここではそのメリット、魅力について見ていきましょう。
短時間で効率的に腹筋を鍛えられる
腹筋ローラーの使い方は、ローラーに体重を預けて前後に転がすという非常にシンプルな動作ですが、高い負荷を腹筋にかけることができるので、短時間で効率的に鍛えることができます。
自重トレーニングによる腹筋運動では、例えば20回×3セットといったように効果を得るためにある程度回数をこなす必要がありますが、腹筋ローラーを使用すればその半数程度でも効果が期待できます。
腹筋以外の筋肉も鍛えられる
腹筋ローラーは主に腹筋を狙った筋トレ器具で「腹直筋」や「腹斜筋」といったお腹周りの筋肉を鍛えることができますが、腹筋のみならず上半身を中心に他の筋肉を刺激することも可能です。
いわゆる力こぶの上腕二頭筋の反対側の筋肉である「上腕三頭筋」や、首から腰にかけて背骨の両側を走る筋肉である「脊柱起立筋」も効果的に刺激することができます。また、タイプによっては「大胸筋」を鍛えらえるタイプのローラーもあります。
サイズもコンパクトで収納に困らない
腹筋ローラーは、サイズが非常にコンパクトで収納場所にも困らないというのも魅力の一つ。中には分解してさらにコンパクトに持ち運びできる商品もあります。
シットアップベンチなど腹筋を鍛えられる大型の筋トレ器具もありますが、腹筋ローラーであれば、自宅でのスペースを気にすることなく、気軽に始めることができるんです。
価格が安くて負担も少ない
腹筋ローラーの価格帯はおよそ1,000~2,000円程度。経済的な負担も少なく、リーズナブルな価格で入手することができます。
効率良く腹筋を鍛えたいけど、コストはかけたくないという方におすすめの筋トレグッズです。
腹筋ローラーの選び方
シンプルな筋トレグッズの腹筋ローラーですが、選ぶ際に抑えておきたいいくつかのポイントがあります。
ホイールの数・幅で安定性が変わる
ホイールの数や幅によって、トレーニング中の安定性が変わってきます。
ホイールの数が多いほど、ホイールの幅が広いほど腹筋ローラーは安定します。筋トレ初心者や女性の方は、トレーニング中のケガ防止の観点からも複数ホイールのタイプ、幅広タイプの腹筋ローラーを選ぶことをおすすめします。
日頃からトレーニングをしている上級者の方は、1輪などホイール数が少ないタイプを選択することで、バランスとる際に体幹も効果的に刺激することができます。
静音性をチェック
自宅で使用する際に気になるのが、ローラーをコロコロ転がすことによって発生する音。特にマンション在住の方や深夜など遅い時間しかトレーニング時間を確保できない方は周囲への騒音が気になるところ。
最近の腹筋ローラーは静音性に優れた素材をホイールに採用することで、トレーニング中の静音性を高めています。EVA素材や高品質ゴム素材を採用したモデルは耐摩耗性もある上、静音性高め。
また、軸にベアリングを採用しているモデルは回転も滑らかで静音性にも優れます。ホイールに使用されている素材やベアリング、口コミで静音性をチェックしましょう。
ホイールの大きさで選ぶ
ホイールの大きさによって負荷の強度が変わってきます。ホイールの直径が小さいほど床との距離が近くなるので、負荷を高めることができます。トレーニング方法によって負荷は調整できますが、より高い負荷で筋トレしたい方は、直径の小さいものがおすすめ。
ホイールの直径が大きい場合、前方のみならず斜め前方に角度をつけてトレーニングしやすくなり、腹斜筋をより効果的に刺激することができます。広範囲にお腹周りを鍛えたい方は、角度をつけてトレーニングしやすいタイプかもチェックしましょう。
グリップの素材や形状で選ぶ
効率よくトレーニングするためには、グリップの性能も重要です。ローラーに全体重をかけるので握りやすく、滑りにくい素材・形状のものを選択する必要があります。
グリップの素材
グリップの素材は主に、発泡スポンジ素材のソフトグリップ、PP、TPRといった素材を採用したハードグリップがあります。
発泡スポンジ素材は、耐久性はやや劣りますが、滑りにくくしっかりグリップすることができます。ハードグリップタイプは、表面に凹凸や溝の加工を加えることで、滑りにくく握りやすくなっているタイプがおすすめです。
グリップの形状
また、通常グリップの形状は直線形ですが、人間工学に基づき握りやすいよう湾曲しているタイプもあります。グリップが気になる初心者の方は、グリップの形状にこだわった商品もチェックしましょう。
アシスト機能付きで選ぶ
筋トレ初心者や女性の方は、スプリング内蔵で自動的にブレーキがかかり、引き戻す際もバネの反発の力で引き戻すのをサポートしてくれるアシスト機能付きのタイプもおすすめです。
筋力のない方は、ローラーを引き戻すことができない場合もあるので、より効率的に安全にトレーニングをするためにも、まずはアシスト機能付きの腹筋ローラーを選択するのもありです。
マット付きで選ぶ
多くの商品は、膝をサポートするマットが付属していますが、自宅でのトレーニング用マット持っていない方は、膝マットが付属している商品を選ぶと良いでしょう。
フローリングでマットがない場合、膝が痛くてトレーニング効率が落ちしまうので注意が必要です。
腹筋ローラーのおすすめ人気12選
ここからは、厳選したおすすめの腹筋ローラーをご紹介します。筋トレ初心者、女性から上級者まで使えて静音性、グリップも優れたモデルを厳選しています。
Soomloom|アブホイール
Amazonでベストセラー1位「Soomloom」の腹筋ローラー
ホイールは耐摩耗性と静音性に優れたEVA素材を採用、スムーズな回転で夜間でも音を気にする必要はありません。さらに表面はつるっとした加工で床を傷付ける心配もありません。
ハンドル部分は高密度発泡スポンジ素材で滑りにくく、ダブルホイールで安定性も高いので初心者の方にもおすすめ。嬉しい膝マットつき。価格もリーズナブルなので、エントリーモデルとして間違いない商品です。
材質 / ホイール | EVA |
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材質 / グリップ | 高密度リップストップ発泡スポンジ |
ホイール直径 | 15cm |
耐荷重 | 200kg |
付属 | 膝マット付 |
Soomloom|アブホイール 超静音ペアリング
Soomloomのベアリング式腹筋ローラー
ベアリング式を採用することで摩耗を減らし、より滑らかで安定的な回転を実現。スムーズに回転するのでより効果的なトレーニングができます。
ホイールは耐摩耗性、静音性に優れたポリウレタン素材を採用、時間を気にせず使用することができます。組み立て不要、商品が届けばすぐに使い始めることができます。
材質 / ホイール | ポリウレタン |
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材質 / グリップ | 高密度リップストップ発泡スポンジ |
ホイール直径 | 14.5cm |
耐荷重 | 200kg |
付属 | 膝マット付 |
ALINCO(アルインコ) エクササイズホイール
アルインコのダブルホイール腹筋ローラー
アルインコは創業80年を超えるフィットネスブランド。日本人向けのフィットネス器具を多く手がけており安心感のあるブランドです。
アルインコの腹筋ローラーはダブルホイールで安定性が高く、初心者や女性の方でも使いやすい商品です。ホイールはEVA素材で耐摩耗性、静音性に優れ、グリップはしっかり握れて手に馴染むようハードグリップを採用、滑りにくいようカットデザイン入りです。
材質 / ホイール | EVA |
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材質 / グリップ | TPR(熱可塑性ゴム) |
ホイール直径 | 1.5cm |
耐荷重 | 90kg |
付属 | 膝マット付 |
adidas(アディダス)|トレーニング 腹筋ローラー
アディダスの中・上級者向けアブホイール
人気スポーツブランド「adidas」の中・上級者向けアブホイール。adidasのロゴが入ったシンプルで洗練されたデザイン、トレーニングのモチベーションを高めてくれる腹筋ローラーです。
シンプルな一輪タイプでバランスをとる必要があるので、同時に体幹、コアマッスルを鍛えることができます。バランスとりながらのトレーニングになるので筋トレ中級者以上の方、体幹も鍛えたい方におすすめのアイテムです。
材質 / ホイール | PP、TPR |
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材質 / グリップ | スポンジ素材 |
ホイール直径 | 18cm |
耐荷重 | - |
付属 | 膝マットなし |
AUOPLUS|腹筋ローラー
安定性が高く、初心者・女性におすすめ
AUOPLUSの腹筋ローラーは、幅約8.6cmと幅広一輪デザインで安定性が高く、初心者、女性の方でも安全に使用することができます。また、前方のみならず斜め方向も安定的に転がすことができるので、腹斜筋を含め腹筋を効果的に鍛えることができます。
グリップ部分はEVA素材に加え溝加工を施し、滑りにくく、柔軟性があるので手も痛くなる心配はありません。ホイールもPP、TPR素材で床に傷つけることなく、遮音性もあります。
材質 / ホイール | PP、TPR |
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材質 / グリップ | EVA |
ホイール直径 | 15.3cm |
耐荷重 | 100kg |
付属 | 膝マットなし |
PROIRON|腹筋ローラー
4輪設計、安定感抜群腹筋ローラー
最新の4輪設計、安定感抜群「PROIRON」の腹筋ローラー。PROIRONの腹筋ローラーは4輪で安定性が非常に優れており、筋トレ初心者や女性に最適なモデルになっています。
ミュートベアリング構造で滑らかな回転、使用中の静音性に優れ、ホイールもPVC素材により床を傷つけることはありません。また4輪ですがコンパクトなデザインで、持ち運びや収納にも困りません。安全にトレーニングをしたい方におすすめのアイテムです。
材質 / ホイール | PVC |
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材質 / グリップ | フォームグリップ |
ホイール直径 | 10.5cm |
耐荷重 | 100kg |
付属 | 膝マット付 |
Wolfyok|腹筋ローラー【最新進化版】
2重ホイールを採用した腹筋ローラー
Wolfyokのフィットネスローラーは、厚みのある2重ホイールを採用し、タイヤ表面にも凹凸の加工をすることで滑りにくく、使用中の安定感を最大限高めています。
ホイールは柔軟性のあるTPR素材を採用することで静音性を高めています。グリップは滑りにくいよう凹凸加工を加えたPP素材のハードタイプ、耐久性が高く裂けたりする心配はありません。1年間の品質保証もあるので、初めての方でも安心して購入することができます。
材質 / ホイール | TPR(熱可塑性ゴム) |
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材質 / グリップ | PP |
ホイール直径 | 16.5cm |
耐荷重 | - |
付属 | 膝マット付 |
NAKO 腹筋ローラー
アシスト機能付き腹筋ローラー
初心者、女性のおすすめのアシスト機能付き腹筋ローラー。NAKOの腹筋ローラーはスプリング内蔵で、上限に達すると自動的にブレーキがかかり、引き戻すサポートもしてくれます。行き過ぎる心配がないので、筋トレ初心者、女性の方でも安全に使用することができます。
ハンドルは握りやすいよう湾曲した形状、滑り止め加工、親指専用置き場も付いており、力を入れやすく効率的なトレーニングが可能。また、2輪腹筋ローラーと比較し、NAKOの腹筋ローラーは本体を傾けて前方だけでなく斜め左右にも伸ばすことができ、効果的に腹斜筋などを刺激することができます。
材質 / ホイール | ゴム |
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材質 / グリップ | PVC |
ホイール直径 | 16cm |
耐荷重 | 156kg |
付属 | 膝マット付 |
5BILLION 腹筋ローラー ダブルコア
大胸筋も鍛えらえるセパレートタイプ
バーの両サイドにホイールが付いているタイプの腹筋ローラー。ローラーが2つに分かれているので、通常の腹筋や上腕三頭筋、背筋を刺激するエクササイズの他、ダンベルフライの要領で大胸筋も効果的に鍛えることができます。
合わせて大胸筋も鍛えたい方には、おすすめのタイプの腹筋ローラーです。
材質 / ホイール | 増粘ゴム |
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材質 / グリップ | スポンジ素材 |
ホイール直径 | 14cm |
耐荷重 | 250kg |
付属 | 膝マット付 |
Body Sculpture(ボディスカルプチャー)|腹筋ローラー
初心者におすすめの幅広腹筋ローラー
イギリス発のエクササイズ用品を多く販売するボディスカルプチャーの腹筋ローラー。アシストコイル付き・幅の広いローラーで、初心者でもバランスがとりやすくおすすめです。
また、ノンスリップグリップを標準装備し、手に汗をかいても滑りにくく、しっかりと握ることができる設計です。さらに10mmの極厚マット付きなので、初心者の膝コロをサポートしてくれます。
材質 / ホイール | TPR |
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材質 / グリップ | NBR |
ホイール直径 | ー |
耐荷重 | 100kg |
付属 | 膝マット付 |
FEELCAT|腹筋ローラー
シンプルな設計で高耐久
2輪タイプの腹筋ローラーで、タイヤには耐摩耗性に優れているEVA素材を採用し、静音設計なので、夜のトレーニングでも近所の人に迷惑をかけません。
本体はABS樹脂と厚手のステンレスパイプを使用し、耐荷重200kgまで耐えられる高耐久仕様です。壊れにくい、シンプルな腹筋ローラーが欲しい方におすすめです。
材質 / ホイール | EVA |
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材質 / グリップ | 高密度発泡スポンジ |
ホイール直径 | 15cm |
耐荷重 | 200kg |
付属 | 膝マット付 |
VALX(バルクス)|腹筋ローラー
山本義徳さん完全監修の腹筋ローラー
トレーナー歴30年の山本義徳さん監修の腹筋ローラー。シンプルかつ使いやすいダブルホイール設計で、快適性と安全性を両立させています。
ホイールは床が傷つきにくいEVA素材を採用し、自宅でのトレーニングをノンストレスにしてくれます。また、組み立て方も簡単で、開封後にすぐ使えるのも嬉しいですね。
材質 / ホイール | EVA |
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材質 / グリップ | ー |
ホイール直径 | 16.5cm |
耐荷重 | 200kg |
付属 | 膝マット付 |
レベル別|腹筋ローラーの効果的な使い方
最後に、腹筋ローラーの効果的な使い方をご紹介します。腹筋ローラーはレベルに合わせた複数のトレーニング方法があります。
レベルに合わせて効率的にトレーニングを実践し、徐々にステップアップしていきましょう。
腹筋ローラーの基本的な使い方
まずは、基本的な動作を解説します。
- 膝を保護するマットの上に膝をつき、両サイドのグリップを両手で握る
- ローラーを前方に転がしながら、体を前方にゆっくり伸ばしていく
- これ以上伸ばせないポイントまできたら、同じスピードでゆっくりと体を元の位置へ引き戻す
- 2~3の動作を繰り返す
- 背中を反ってしまうと腰を痛める原因になるので、背中を反らずに姿勢をキープする
- 体を前方に伸ばした際、手首を曲げてしまうと正しく負荷がかからないため、手首を曲げずにしっかりグリップすることを意識する
初心者におすすめの「膝コロン」
通称「膝コロン」と呼ばれる初心者向けのトレーニング方法。基本動作の2までは同じ動作ですが、まだ筋力がない方で引き戻すことが難しい場合は、そのまま前方に倒れ込みます。
倒れ込む際もしっかり腹筋を意識して勢いをつけずに倒れ込むことで効果的に腹筋を刺激することができます。
中級者におすすめの「膝コロ」
最もオーソドックスなトレーニング方法である「膝コロ」。膝をついた状態で上記基本動作の通りに体を動かします。
1セット10回でも高い負荷をかけることができるので、自分のレベル、コンディションに合わせてセット数を決めましょう。
上級者におすすめの「立ちコロ」
上級者向けの難易度の高いトレーニング方法が通称「立ちコロ」。膝をつけずに立った状態で前屈してローラーのグリップを握ります。後は膝コロと同じ動作手順で体を前後させます。
膝で支えることなく、全体重が腕や体幹にかかるのでかなりの負荷を体にかけることができます。筋力がないとできないトレーニングなので、日頃から鍛えている方、アスリート向けのトレーニングになります。
他のトレーニンググッズも要チェック!
同じように腹筋を中心に鍛えらえる「シットアップベンチ」「メディシンボール」も要チェックです。
まとめ
今回は、腹筋ローラーの効果や選び方を解説し、おすすめの人気商品をご紹介しましたがいかがでしたか?ダイエット初心者から上級者まで、幅広く利用できる腹筋ローラーはホームトレーニングに欠かせないアイテムです。
サポートがあるタイプか、タイヤの形や大きさなど、自身の好みにあった最適なアイテムで、充実したトレーニングライフを!
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